有機農法に有効
( 有機農法に有効なカキ化石 )


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含有鉱物


原鉱

シェルカン・ネオは特殊肥料であり、主成分は貝化石である。(第1表)
わが国の 貝化石肥料の原鉱は、通常二枚貝と巻き貝の化石が一緒になったものであるが、 シェルカン・ネオはカキ貝化石である。

このカキ貝化石には偶然にも 粘土と石灰がほぼ同量含有され、しかもその粘土は最高級の モンモリロナイト(優良粘土)である。ちなみに二枚貝と巻き貝化石の含む 粘土は普通、原鉱が長期にわたり露出しているものでたとえあるとしても ごく少量であり、しかもモンモリロナイトではない。

岩手県の 山中には新第三系鮮新統油島層が約3m近い幅で縦にまた横に走っている。その昔、 粘土がヘドロとして海に注ぎ、海水中には長さ30〜40cmの大きなカキ貝が 異常繁殖していた。500万年前の新生代に地殻大異変が発生し、能登貝化石 などと一緒に岩手県産も陸地に押し上げられた。地下40〜50mの採掘現場で、 ソフトなカキ貝化石が層をつくってじっと耐えていたのを見てそのロマンには 頭の下がる想いがする。

第1表 粘土分析例
粘土含有 約28%
粘土種類 モンモリロナイトを主体とし少量のカオリンを含む
(岩手大学)

第1表 成分分析例
石灰  10% 微量要素
珪酸  41%   鉄
  酸化アルミニウム
  マンガン
  ほう素
  よう素
アルカリ  9.5%
カリ  0.5%
苦土  1.8%
リン酸  0.83%
腐食含有  4.5%
(日本肥糧検定協会)



粘土
陽イオン交換容量は結晶質の粘土に属す2層型(Si:Al は 1:1格子型)、 たとえばカオリナイトでは3〜15meq/乾物100gだが、3層型(2:1格子型) のモンモリロナイトは80〜150ときわめて大きい。

また表面積は、 カオリナイト10〜20m2に対しモンモリロナイトは実に600〜700m2と桁はずれに 大きい。さらにモンモリロナイトは水を吸収すると3倍にも膨張し、根に水を 与えると元の姿に還るという特別な性質をもっている。

石灰
シェルカン・ネオに含有される石灰は炭酸石灰であるが、土壌中での分解が 非常に早いという特徴がある。

第1図はトマトの石灰含有率についての東京農大の比較試験である。
シェルカン・ネオと対照区(消石灰)の比較は市場性の高い果実三段から六段で実施 されている。シェルカン・ネオ区のみさらに果実二段と七段が測定されたので合わせて記載した。
シェルカン・ネオの石灰はきわめて即効性であり、 また安定していることがわかる。

第2図は露地ホウレンソウのpH試験である。
5か月後の土壌測定で 土壌pHの低下は試験区(シェルカン・ネオ)で1程度であるのに比し、 対照区(炭酸石灰)は2に近いのがわかるが、これは含有する粘土の陽イオン交換容量による影響と考えられる。
シェルカン・ネオの石灰は 作物の生涯を通じて安定的に効き、土壌pHへの影響が少ないといえよう。 。




第1図 トマトの石灰含有率
トマトの石灰含有率
(東京農業大学)

第2図 露地ホウレンソウのpH調べ
露地ホウレンソウのpH実験
(東京農業大学)



シェルカン・ネオ
健康な土作りに天然産有機肥料
連作障害に強い天然特殊肥料。
堆肥の効き過ぎを抑制し、果樹・つるものの徒長を防ぐ効果があります。一般の肥料との併用も可能です。
シェルカン・ネオ/もっと詳しく説明

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